はじめに

「水と木の間で」について

「水と木の間で」は、家づくりを通してわたしたちが環境に貢献できることからはじまり、家づくりにとどまらない 地球環境と暮らしの在り方 をテーマにしています。
 

ただ家という箱だけでなく、周囲の環境や自然との関わり方、そして地球環境まで意識を広げ、暮らしの在り方を追求したいという想いから生まれました。


私たちはこれまで好き放題な生き方と消費に必死になってきたけれど、本当の幸せはそこにはないことに気づきます。暮らしの本当の豊かさを考えた時に、「便利=快適」でもなければ、「便利=幸せ」でもありません。


暮らしの場は、日々感じることに大きな影響を与えます。
暮らしというのは、生き方です。


意図して生きる人生を選ぶ

それがここでの根底にある考え方です。

家づくりについて

長い間、私たちは日本という気候風土に合った家を周りの自然にあるものを使ってつくってきました。それは職人さんの技術によって自然素材を使い何世代にもわたって住み継がれていた家です。

戦後復興期を経て高度成長期に住宅産業が興ります。
早い・安い・便利を追求した大量生産・大量消費の経済優先の家づくりへと移行することになりました。
そんな効率優先のものづくりは、質が落ちる根本と言えます。


便利で楽が出来て自分たちさえ快適であればいい、と目先のことだけで短絡的な判断をしてきた結果、次の世代に大きな負の遺産を残すことに・・・。

戦後新建材を大量に使って建てられてきた家は、これから大量の廃棄を出すことになり、ゴミ問題や地球の環境汚染につながります。​また歴史の浅い新建材を使った家に住み続けることで、​体に化学物質が蓄積し、健康被害も出ています。

情報はあふれ、あらゆる点でものごとは細分化され、全体的な把握をし本質を見ることがとても難しくなってしまいました。大切なものが見えにくい今の時代、そんな世の中に疑問を感じている人もいるのではないでしょうか。

​高度経済成長、バブル時代を謳歌してきた世代と違って、これからの世代は環境問題に向き合わなくてはなりません。

 

「土地の力」を生かして、自然と寄り添ってきた日本人の暮らしの在り方。​

職人さんの技術によって

日本の気候に合ったものを

手間をかけてつくる

土に還る素材でつくる

庭の草木に四季を感じながら

思わず深呼吸したくなるような

そんな家に暮らす​

​​古い家が古いから良いというのでもなく、古いから残すべきというのでもありません。

長年に渡り、日本の気候に合うように考えられてきた家づくりには、学ぶべき素晴らしいものがたくさんあります。

昔ながらの家づくりは、一見時代遅れに見えるけれど、実は今の時代にこそ求められるものではないかと思うのです。

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水と木の間で
QB design (量子くまデザイン)

​代表 平野 裕子