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大工 髙田 将人

1981年愛媛生まれ、愛媛育ち。伝統工法の奥深さ、一本一本違う癖のある木を扱う手刻みの大工仕事に面白さを感じ、新建材を使う普通のハウスメーカーや工務店では満足できなくなってしまう。
宮大工の修行の後に独立し「たかた工房」を立ち上げる。
趣味は道具集めとメンテナンス、オフロードバイク、ロッククライミング。
大工仕事はもちろんのこと、設計(​二級建築士)、建具、家具づくり、なんでもつくってしまいます。
注:道具の話は特に熱くなります。

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|これまでの道のり

2002年~ 宮大工の会社に弟子として入社して12年修行したのち、2年弱、大工をお休み。
     

2015年  自分には大工しかないと気付き「たかた工房」の屋号で独立。

初めの1年程は、ハウスメーカーの孫請けで大工仕事をやっていたが、常に違和感を持ち、達成感も無く、人生がつまらないとさえ思ってしまう。
 

2016年の春頃に、兄弟子にあたる水木さんの一本の電話から、自然に還る家作りに携わり、自分が大工仕事に対して楽しく向き合っている事に気付き、自分独自の解釈ではありながらも心地良い空間作りに意欲と興味を持ち始める。
 

やはり、土に還る素材で住み手のニーズに合わせた家、空間、環境を作りたい。
消え去りかけている、受け継がれなければならない伝統や技術も、知識と技として自らも挑戦し、後世に受け継ぎたい、そんな想いを胸に日々仕事に向き合っています。


|大工道具について
 

使わない道具は持っていても1円の価値もありません。使ってナンボです。

断捨離の意も込めて、使わない道具は全て処分しました。
昔から使っていた手道具も、生まれ変わると決めて全て処分し、新しく誂えました。
それ程の覚悟と思いの詰まった道具に囲まれて仕事をするのは幸せです。

 

刃物は酷使した後、「研ぎ」と言う行為に移ります。「研ぎ」は一生かかっても極められないとされています。一見単純な動作に見えますが、手先の先(刃先)はとても繊細です。砥石の面と刃物がどう研ぎ減らされているか?力加減はどうか?など、注意点は様々で多々あります。
 

その反面、刃物を扱う職人にとって、(まぁ自分の場合ですが…)

研ぎの時間は癒しの時間です。

心が無になる瞬間があります。(ある種の瞑想に近い)
 

そして、刃物の切れ味がリセットされると使い手の気持ちもリセット出来た気持ちになります。

刃物はそのリセットを繰り返していけば、やがて短くなり使えなくなります。
 

刃物は寿命があるんです。

限られた寿命の中で、有効に使ってあげたいと思ってます。

趣味について
 

子供の頃から、人と同じ事をしても上手くやれなかったり、力を発揮出来ない子供でした。人と競うとなればめっぽう弱いくせに負けず嫌い。おまけに人と同じ事をしたがらない変わり者。
団体競技なんてもっての外!

ばーちゃんから呼ばれていたあだ名は、[あまのじゃく][げさく][ビンダレ]…。

そんな子供が少し大人になり出会ったスポーツが、ロッククライミングでした。

当時はまたまだマイナースポーツ。
自分はスポーツと捉えてしまうと長続きしない性格。精神的な要素が強い[登山]という概念で続けていました。
独りで岩場に出掛けては、危険と隣り合わせで岩との対話を楽しみながら自分との戦いを楽しんでいました。
ここで落ちたら怪我するか死ぬな…。を何度も繰り返して、それを克服した時のアドレナリンが堪らなく好きでした。もう本当の変人ですね。(笑)

 

10何年も続けられた趣味はクライミングだけでしたが、そろそろ新しい趣味を始めたい!
2019年の10月からオフロードバイク(エンデューロ)を勢いとノリだけで始めました。
結局、危険と隣り合わせ、自然の中で身を委ねる所は変わらずという趣味ですね。

これからも怪我なく楽しめたらと思います。

これまで手がけた建物の一部

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