|工事前のお家の内観
数か月に渡ってOさんと間取りや使用建材などのプランについて打合わせを重ねた後、いよいよ工事がはじまります。工事前に既存のお家の内観をしてみましょう。

この部屋(和室2部屋)はLDKになる空間です。

こちらもLDKになる空間です(先ほどの写真の逆側から)。
一部間取りを変更して使い勝手をより良くするのと同時に、既存の間取りを大きく崩さないようにプランを考えました。デザイン重視に偏って、構造を考えずに柱や壁を撤去すると耐震レベルが下がってしまいますので、できるだけ活用するプランを考えます。
このLDKになる空間がこの家の見せ場になるので、どんなふうに変わるのか楽しみです。

玄関とLDKの間にあるこの個室は書斎になります。

もともとキッチンがあったダイニングルーム。昔の家によくある間取りで、北側の暗い場所に位置していたため、キッチンはLDKとなる場所に新しく造ります。
この空間は洗面やトイレなどに変更します。

既存のお風呂は小さかったので、ゆったりした新しお風呂に変えたいという施主Oさんの希望で、間取りを変更することにしました。
水廻の小さな室は、既存の間取りと大きく変更するプランとなりました。間取りを変えることで耐震上不利にならないよう計画し、逆に耐震性をアップさせる工事も同時に行います。
|まずはご近所挨拶
工事を始める前に毎回必ずやるのがご近所を回っての挨拶。顔を見て挨拶すると大抵「お互い様ですから」と声をかけてくれます。工事が終わった後にこの場所で暮らしはじめるお施主さんのためにも、ご近所とコミュニケーションがとりやすくしておく、こういう小さなことが大切ですね。


|解体により構造が見えることで家の状態が確認できる

化粧合板で仕上げてあった壁を撤去。内部の土壁が出てきました。

天井、一部の壁、床を解体していきます。今回のリノベも床は束石からすべてやり直し、新しく床組をつくります。

構造躯体が見えるようになり、家の状態、傷み具合などを確認できるようになります。
今回のリノベは耐震工事も同時に行います。右手では職人さんが新しく壁をつくる所に基礎をつくる準備をしています。2階の外壁を支える耐力壁を新しくつくることで、耐震性を上げます。


水道配管も更新するため、外回りの土間コンをハツリ、新しく配管工事を行います。給水・給湯、そして井戸水利用の水道を確認し、水道屋さんに作業を進めてもらいます。
コンクリート復旧工事は配管がすべて終わった後に行います。

大工さん、水道屋さん、基礎屋さん、みんなで休憩の様子。
いつもリラックスした雰囲気の現場です。
職人さんが協力して現場がうまく回るように、「雰囲気のいい現場に」を心がけています。
|解体したらいい感じの梁が出てきたので、天井のデザイン変えます!
天井の解体が終わりました。

見えてきた梁がなかなかいい感じです。当初、板張りの水平天井で計画していましたが、梁を見せるデザインがよさそう!と、施主のOさんにこの梁を見てもらいます。

金額は少しアップしますが、せっかくならダイナミックな空間にしたいということで、斜め天井で既存の梁を見せるデザインに変更することにしました。

天井のデザインを検討し直します。
開口部の納まりも考えてデザインしたいので、天井が変わると色々と考えることが出てきます。
どんなLDKの空間になるのか楽しみになってきました♪
つづく
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