【新築T邸-4】工事のプロセス前半~屋根工事から外壁左官塗まで
- 平野 裕子

- 3月13日
- 読了時間: 4分
更新日:4月3日
愛媛県松山市の郊外にある北条の海沿いの新築住宅。 建前後の工事のプロセスをご紹介します。
家がぬれないように、まずは屋根を仕上げる
建前が終わるとまずは屋根工事です。

雨が降らないうちにと天気予報を見ながら数日で屋根断熱工事と屋根板金工事を終わらせます。

野地板(無垢の杉30mm)を張ったこの後は、断熱材を入れる作業にかかります。 写真はありませんが、この野地板に断熱材を敷いた後、さらに野地板(無垢の杉12mm)を張りました。



棟換気の空気の抜け道を確認するために屋根に上がりました。

ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺き、完了です。
耐力壁と窓サッシ
建前後、数日たった日の夕方。
海に夕陽が沈んだ後の夕暮れ時の空。


床の下地(合板ではなく杉の無垢材30mm使用)張り作業が終わっています。 壁には斜めに交差した筋交いを入れています。筋交いの入った壁は、耐震に効果的な耐力壁となります。 耐震等級はどうやって決まるのかというと、耐力壁の量、配置のバランス、また上階と下階の柱や耐力壁が一致している率、基礎を含めた梁の渡し方、使用建材の種類や荷重などで総合的に判断されます。
筋交いを入れ終わると、瑕疵担保保険の中間検査があります。第3者として検査員さんが現場に来て、計画通りの位置に筋交いが入っているか、規定の金物がきちんと使われているかを目視で検査します。

窓サッシが入りました。 T邸ではYKKエピソードのアルミと樹脂の複合サッシ。ガラスは複層のLow-Eガラスです。 どの種類やメーカーを選んでもらってもいいので、性能と金額のバランスによって、お施主さんと話しあって決めます。
天井と床仕上げ
工事は順調に進み、壁には断熱材が入り、天井の板張りも終わりました。

天井が仕上がると、次は仕上げのフローリング張りです。 順番は必ず天井を仕上げてから、床仕上げです。なぜなら、天井の作業をしている時に物を落として床を傷つけないようにするためです。




敷居とフローリングとの取り合いも、隙間が空かないように加工して入れ込む手間をかけてくれています。大工さんのこのような丁寧な仕事は完成したら見えなくなる部分です。
外壁の左官塗り工事


まずは柱のすぐ外に防水透湿シート(タイベック)を張り、その上に空気層をつくるための縦胴縁、その上にこの衣摺板を張っています。

右は一枚目の透湿防水シートタイベックを張ったところ、左は、空気層の縦胴縁と横貼りの衣摺、その上からまた防水シートを張っています。防水シートどんだけ張るんだよ!って感じになっています。

2枚目の防水シートの上にラスを張り、これでやっと左官さんが下塗りができるようになります。

下塗りのモルタルも一度目は粗めに、2度目はスムーズにと数工程に分かれ壁が厚くなっていきます。

家の中から外壁を見ると、下塗りでもすでにいい雰囲気です。

数週間後、仕上げのための塗り作業で、さらに表面がスムーズになりました(これで3度目の塗り)。

やっとのこと最後の塗り仕上げです。右は仕上げる前、左は最後の仕上げの塗り(少しザラリとした質感なのが分かりますか?)

塗りたての外壁、完成!
それにしても、下地から何回張って何度塗るんだー!ってほど多くの工程があるんですね。

サイディングと違って継ぎ目のない、職人さんの手でつくられたやさしい外壁になりました。
完成が近づいてきてワクワクしてくるこの後の工事の後半をお楽しみに!
つづく
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